
海外の葉巻を購入する場合は、海外から個人輸入することで安く購入できます。
個人輸入が不安な人は、配送代行サービスを利用すれば安心です。
葉巻を個人輸入する際は、他の商品と異なりたばこ税がかかるなど、注意すべき点がいくつかあります。
この記事では、葉巻を個人輸入する際の注意点や、海外からスムーズに個人輸入する方法をご紹介します。
海外の葉巻を購入しようと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
葉巻を個人輸入する方法
葉巻を個人輸入する方法には、主に以下の2つの方法があります。
- 国際郵便による個人輸入
- 携帯品としての個人輸入
国際郵便による個人輸入
国際郵便による個人輸入は、日本にいる状態で海外のネットショップで葉巻を購入して、国際郵便を使って輸入するという方法です。
個人使用目的で輸入する場合、海外のタバコ販売価格に0.6をかけた価格が課税価格です。
この課税価格の合計が1万円以下であれば、関税と消費税は免税になります。
例えば、3000円の葉巻、6000円の葉巻、7000円の葉巻を購入する場合について見てみます。
3000+6000+7000で合計16000円になり、合計金額の16000円に対して0.6をかけると9600円になります。
9600円は1万円以下なので、関税と消費税は全て免税になります。
ただしたばこ税はかかります。
携帯品としての個人輸入
携帯品としての輸入は、外国へ行って、お土産として葉巻を購入して、所持して入国することです。
この場合一定の量に限り、海外旅行者の携帯品の免税が適用され、無税で持ち込むことができます。
一定の量を超える場合は、携帯品に関する関税や消費税などが課税されます。
葉巻の個人輸入にかかる税金
葉巻を個人輸入する場合には、以下の3つの税金がかかります。
- 関税
- 消費税
- たばこ税
通常の輸入では関税と消費税を支払えば良いですが、葉巻の場合はこれらに加えてたばこ税もかかります。
関税は、どの葉巻か・どこの国の葉巻か・何円分購入するのかによって支払う金額が変わります。
2018年9月時点の葉巻にかかる税金は以下の通りです。
葉巻にかかる税金
- 関税:16%
- 国際郵便のタバコ税:12244円/1000本
- 携帯品のたばこ税:11500円/1000本
葉巻の関税は16%かかりますが、原産国がメキシコ・インドネシア・フィリピンであれば、EPAによって免税されます。

葉巻の個人輸入にかかる税金の計算方法
日本から葉巻を個人輸入する際にかかる税金の計算方法をご紹介します。
原産国がメキシコの葉巻を500本17000円分購入したとします。
17000×0.6で10200円になり、1万円を超えているため関税と消費税が課税されます。
葉巻はメキシコ産であるため関税は免税され0%になります。
葉巻の輸入数量は合計500本相当
葉巻のたばこ税は1000本で12244円であるため、500本分は6122円になります。
10200円+関税0円+6122円=16322円
16300×0.1=1600円
よって、この葉巻にかかる税金は以下のようになります。
- 関税:0円
- 消費税:1600円
- たばこ税:6100円
葉巻の原産国と輸入価格
日本に輸入されている葉巻はどこの国からきているのか、原産国とそれぞれの輸入価格をご紹介します。
原産国と1kgあたりの価格
- インドネシア:5,471円
- アメリカ合衆国:4,630円
- 大韓民国:6,289円
- スイス:3,719円
- ドイツ:7,994円
- ルーマニア:2,491円
個人使用目的での輸入以外は禁止
葉巻を輸入する際は、個人が個人使用目的で輸入することが前提です。
販売目的での輸入など、個人使用目的での輸入でない輸入は禁止されていて、金銭のやり取りがあるかないかに関わらず禁止されています。
日本で葉巻を売るには許可が必要で、許可を取らずに売れば違法になります。
例えば以下のような目的での輸入は禁止されています。
- 輸入した葉巻を転売すること
- 友人の分をまとめて輸入すること
- 友人の分を代理で購入すること
配送代行サービスで個人輸入すると安心
配送代行サービスを利用して個人輸入すると、トラブルなどを防げるので安全に購入できます。
配送代行サービスとは?
配送代行サービスとは、海外から商品を個人輸入する際に、自分とお店との間に入って配送を代行してくれるサービスです。
配送に関して自分の代わりに業者が対応してくれるので、トラブルや英語でのやりとりについて心配する必要もなく「海外から輸入するのが初めてで不安」という人も安心です。
複数の商品を購入する場合は、まとめて配送してもらうことで送料が安く済みます。
英語ができなくても安心
配送代行サービスの業者が自分の代わりにお店とやりとりしてくれるので、自分は英語でやりとりしなくて済みます。
自分だけで個人輸入する場合は、お店と英語でやりとりすることになります。
英語が十分にできないと、トラブルにつながる可能性もあります。
配送代行サービスを利用すれば、配送代行サービスの業者と日本語のやりとりをするだけで済むので、英語ができなくてもスムーズに輸入できます。
トラブルがあった際も安心
配送中にトラブルが発生した場合は、配送代行サービスの業者がトラブルに対応してくれます。
ネットショップで大手の会社などではなく見知らぬ出品者から商品を購入する場合も、業者が代わりに対応してくれるので安心です。
商品を紛失されてしまった場合の返金についても、自分だけで個人輸入する場合よりも、配送代行サービスを利用する場合の方が、お店からちゃんと返金してもらえる場合が多いです。
たくさん商品を買う場合は送料が安く済む
たくさんの商品を購入する場合は、配送代行サービスを利用することで送料が削減できます。
配送代行サービスでは複数ある商品を一度にまとめて配送してもらえるので、送料のコスト削減になるのです。
一度に購入する商品の数が多ければ多いほど送料はお得になります。
いくつかの葉巻を買っていろいろ試したいという場合にもおすすめです。
複数ある商品が一度にまとめて届けられるので、受け取るのも一度だけで済み手間も省けます。
まとめ
海外の葉巻を購入する場合は、海外から個人輸入すると安く購入できるのでお得です。
個人輸入が不安な人は、配送代行サービスを利用すれば配送の手続きを業者に任せられるのでおすすめです。
葉巻を個人輸入する際は、税金のことなど注意すべき点がいくつかあるので、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてください。